レクチンフロンティアデータベース (LfDB)

 

LfDBとは

レクチンフロンティアデータベース(LfDB)は、蛍光検出を用いた自動化フロンタルアフィニティークロマトグラフィーシステム(FAC-FDFig. 1)を用いて取得した各種レクチンとピリジルアミノ化糖鎖間の結合定数を含む定量的相互作用データを格納しています。本方法で取得した相互作用データの精度、信頼性は非常に高いことから、LfDBは今後、広く生物学研究において貴重な情報源になると考えられます。

 

LfDBの仕様

LfDBは、レクチンに関する基本情報を提供する「レクチン情報ページ」と、FAC-FDシステムによって得られた相互作用データを提供する「相互作用ページ」から構成されています。相互作用データは、レクチンのピリジルアミノ化糖鎖に対する実測値(V-V0)、及び結合定数(Ka)の棒グラフ形式で表示されます。また、LfDBはレクチンが認識する構造エレメントを見つける際に便利な、「1パラメータ差異検索」機能を有しています。

今後の予定

LfDBは随時更新し、様々なレクチンー糖鎖間相互作用を提供します。また、今後は抗糖鎖抗体など、レクチン以外の糖鎖結合タンパク質に関するデータも提供していく予定です。

謝辞

本研究は新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO) から支援を受けました。
本データベースの構築は文部科学省 (MEXT) の支援を受けました。
ネットワークセキュリティ及び WEB アプリケーションセキュリティには産業技術総合研究所先端情報計算センター (TACC) の支援を受けました。